三田国際学園大橋清貫学園長から学ぶ「ダイバーシティの学校」
大橋清貫学園長の指導のもと、多様な価値観を理解して複雑な課題を解決する力を養うための「21世紀教育」に力を入れていることで知られている三田国際学園は、日本の学校で学んできた生徒以外にもアジアをはじめとした世界中の国や地域からの帰国子女、国内インターナショナルスクール出身者、そして20名を超える常勤 外国人の教員がいる、まさに「ダイバーシティの学校」といえるでしょう。
同校の21世紀型の教育とは、すべての教科で「疑問・仮説・検証・結論」といった4つのプロセスをしっかりたどる相互通行型の授業を行い、試行錯誤の過程で、「考える力」を身につけることを目指しています。
授業の流れとしては、まずは各授業のテーマを確認してテーマに沿った共通知識を得た上で、思考と議論に対する準備を整えます。そのあとに教員が「トリガークエスチョン」と呼ばれる鋭い発問を行うと、生徒の知的好奇心に一気に火がつき、その後はひとりで自分の考えを整理してから仮説を立て、グループディスカッションで他者の意見を聞きながらあらゆる角度で仮説を検証して結論を導き出していきます。
三田国際学園の大橋清貫学園長は、「こうした授業を繰り返し行うことで、『深く思考する』ということが当たり前になっていくのです。21世紀型の教育で身についた思考力は、将来、未知の問題に直面したときに、おそれずに向き合い、乗り越えていく大きな支えになると確信しています」と話します。
また、三田国際学園には「インターナショナルクラス」が設置されていて、このクラスの英語授業は、英語の学習歴を問わない「Standard (スタンダード)」、相応の英語学習歴を要する「 Intermediate (インターミディエイト)」、ネイティブレベルの英語力を要する「Advanced (アドヴァンスト)」という3つのクラスに分けられています。英語の授業は各レベルとも週9~10時間で、スタンダードの授業は、ネイティブ教員と日本人教員のチーム・ティーチング 、ネイティブ教員単独、日本人教員単独と、内容によって実施方法が異なります。インターミディエイトとアドヴァンストは、すべての授業をネイティブ教員が担当。英語以外の授業については、スタンダード、インターミディエイトは日本語で行い、アドヴァンストは数学、理科、社会の3教科を英語で、国語と実技教科は日本語で行いますが、アドヴァンストで、国内大学への進学を考える生徒などは数学、理科、社会で日本語の授業を選択することもできるという柔軟性も兼ね備えています。
さらに授業が3つのレベルに分かれて行われホームルームクラスでは、3レベルの生徒がバランスよく混合された編成になっていて、異文化を理解する豊かな感性や多様性を受け容れるおおらかな心が、こうした環境の中で培われています。たんに英語習得をめざすのではなく、いろいろなビジョンや、異なる価値観をシェアすることで、相互理解を深めることを目標としているのが三田国際学園の特徴の一つといえます。
英語教育の推進校として知られる同校ですが、ネイティブのような高度な英語力を身につけることが教育のゴールではありません。三田国際学園は、英語を世界標準のコミュニケーションツールとして使い、世界の自分とは異なる考え方や文化を持つ人たちとコラボレーションする、そして何事にも深く思考することで社会に貢献できる人物を育成することをめざしています。
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